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いろんなことをつぶやくDJ番組的なブログ。文章書くことはまだ修行中の身です。


ネット海へ放ったいくつかのボトルメール( Messaga in a bottle )       カテゴリーは工事中です



がんばりすぎない

かため 教育 社会 ☆をいただけたエントリー

 

 マスコミの報じ方のせいかも知れないけれど,我々はどうも「頑張る」人が大好きなようです。ワーカホリックと呼ばれるような状態の下にある人に対してまで,つい賞讃の言葉を投げてしまう。

 でも……そんなに頑張らなきゃならないんだろうか。受験シーズン真っ盛りの今ですが,この季節に「がんばらない」受験生なんていない。もし「いた」としても,そのことで失敗したとしても本人は納得するものではないでしょうか。

 ただ……すごく頑張っているのに「もっと頑張らなきゃならない」と思ってしまっている場合はとても可哀想。青天井の「頑張り過ぎ」でしくじってる可能性だってあると思う。優等生的に頭でっかちになってるとそういう状況に陥る……学生時代の私自身がまさにそうでしたから(笑)——おそらく勉強っていうのは「努力」も大事だけど,一番大事なのは目の前にあるものへの理解をふまえた「俯瞰」だと思うのです。がむしゃらに頑張れば何事も片付くっていうのは,まあ「パターンのはっきりしているもの」に対してなら潰しは効く。でも,本質的な物事が大事になってくる場合,漠然と量をこなして「訓練」しているだけでは,ろくな成果に繋がらないものだってある。どのように眺めれば,今向き合っている知識なり論理なりの横糸と縦糸がうまく結びついていくのかに気づくこと——その気づきがあれば,そこからは「努力」よりもむしろ「ひらめき」が結果を与えてくれる,そんなものかも知れない。で「気づく」ためには——あまり頑張り過ぎている状態ってのは良くない。10歳台の人にはちょっとムズカシイかも知れない。でも歳を取れば取るほど何だか,その一連の自己分析には確信が持てるようになってきたんですよ。

 娘に関しては,高校入試のときはそれこそ頑張らせすぎてしまいました(笑)。地元の学習塾に任せてたんですが,夏休みの模擬試験の成績を見てひどく驚いて——わりと放任主義でやってきたつもりなのだけど,中3の秋だけはものすごく追いつめました。今となっては懐かしい思い出です。塾には任せられない(でも行かせ続けましたけどね)と思って,時間作って5教科の猛特訓をはじめたのです。理系出身の私には「国語・社会」が一番の鬼門で……歴史と公民,それと古文に関してははむしろ「娘といっしょに勉強していた」ようなところがあったと思います。

 結局,飛躍的に成績が伸びたのが社会科でした。それに関しては,まあ暗記することが点数に比較的結びつきやすい教科だからだったのでしょう。でも私,親戚の子が受験のときも数ヶ月ばかり手助けしたことがあるんですが,彼の場合で飛躍的に伸びたのは「国語」だった(笑)。これは一体何なんだろう? そちらは,論理的な言葉でのコミュニケーションを重ねるうちに,何か言語感覚みたいなものが研ぎ澄まされた結果ではないかと思っています。

 娘のほうは「担任のアドバイスを覆して」トップ校ではないけど次の次ぐらい?の高校に進みました(家内いわく当初,担任は「卒業後ほぼ100%の生徒が就職する」高校を勧めてきたようです。何せ中2までの内申がズタボロでしたもので……笑)。私立の「すべり止め」に受かったところで糸切れたみたいにまったく勉強しなくなって焦ったんですが……まあ何とか(笑)。今思えばあそこで「頑張らせすぎる」と逆に失敗していたかも知れない。少しぐらい休んだって積み上げたものがたった1日で崩れ去ってしまうなんてバカなこと無いですものね(でも当時の私はけっこう叱りつけてしまった記憶があります)。

 高2で理系・文系を選択するときになって,ヤツは「数学」を捨てるという暴挙に出た(笑)。実際,私は相当がっかりしたんですが……結局はちゃんとFランではない大学に進学して勉強している。大学受験に関しては一度も手助けをする機会なんてありませんでしたが,ちゃんと自分の足で立って成果を残したのだから……結局,本人が立派だったんですね。

 明らかに「向き合わない」ことが原因でしくじってる子供——それが明らかだったなら,まあ強制的にやらせなくてはならないでしょうね。特に小中学生なら。だけど,特に大人になってからの我々の世界で「努力が足りないから」ダメなヤツって……そんないないですよね。すごく汚い言葉使うのをお許しいただくなら,ダメなヤツってのは「努力してもしなくても出来ないヤツ」なんですよ,きっと。

 私もつい頑張り過ぎてしまう。でも見当はずれなことを言うダメな奴のほうだってきっと,葛藤している中で上司からいじめられすぎてネジ外れてしまっただけなんですよ(で奴は奴で,私を名指しで「ダメな奴」って言ってるんだけどさ。要するにほんとは両成敗なんです——客観的かつ絶対的に私がいつでも正しいなんてのは横暴でしかありません)。いっそ頑張るのをやめて,管理職としての仕事観ってやつを整理してみることをやってくれないかなあ。きっと私よりは高い学歴ぶら下げてるんだろうから,ポテンシャルぐらいはあると思うんですけどね。組織の中でヘンテコなパワーゲームばかりやってるから,ダメダメにさせられているだけなのかも知れない。ダメからの脱却の鍵はむしろ「努力ばかりにすがらないこと」ではないのか,と。一番尋ねてみたいことは,管理職「ご自身のやっている」努力ってのは一体何ですか?ってこと——なんだけどね(笑)。貴方が頑張っても意味がない(貴方が「頑張らせなくてはならない」者々が頑張るべき対象を,交通整理したり明確にしたりするのが管理職としての仕事だろ?)ってことを言いたいのだけどまったく解ってない。ご自分が頑張っちゃって,で,わけわからないからキレて部下とか請負先を怒鳴りつけてばかりってのが,どれほど邪魔な物事なのか解ってんのかなあ。あら,余計なこと書いてしまいました。

「会社ごっこ」に巻き込まれてワーカホリックになってる(頑張りすぎても無駄なことをただ頑張ることが目標になってしまってる)自分自身に酔いしれすぎていると,本当に大事なものを失ってしまいかねない。そういうゲームばかり仕掛けてくる人間の中で生きているから,つい巻き込まれてしまう。だめだ。いちばん私自身を戒めたいところでもあります。

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